〔動画補足〕無肥料・不耕起畝に黒大豆の踏みつけ種蒔きと発芽【耕さない畝作り】2020年8月1~7日

↓今回はこちらの動画の内容説明と補足です。

【動画の内容】

  1. 三角ホー1本でやる簡易的な踏みつけ種蒔きのやり方
  2. 黒豆の説明、大豆の種蒔き時期について
  3. 畝整備に使うクワの紹介とポイント
  4. 六つ子を使った浅耕
  5. 櫛形草削りを使った除草作業
  6. 三角ホーを使った種蒔き用溝切り
  7. 黒大豆の踏みつけ種蒔き
  8. 種蒔きから6日後、発芽の様子

【各項目の説明と補足】

1.三角ホー1本でやる簡易的な踏みつけ種蒔きのやり方

YouTube動画より抜粋

一通り畝の整備から踏みつけ種蒔きをやった後に、もっと簡単なやり方を思い出したのでやりました。三角ホー1本で種蒔きする場所だけ地表面の草を削り、種蒔き用の溝を切ってそこにタネを蒔き、溝の横に盛った土を三角ホーで押し戻してから足でふみつけて鎮圧。

土に十分な水分があれば水やりは不要で踏みつけることで土をタネが密着して、土の水分だけで十分に発芽してきます。ただ、土の水分が少なかったりしばらく雨が降らないような時は水やりをした方が発芽は早くなります。

水分が十分なら種蒔きから3~5日ほどで発芽します。今回は水やり無し、種蒔き後に雨も降りませんでしたが、5日後から発芽し始めました。

2.黒豆の説明、大豆の種蒔き時期について

YouTube動画より抜粋

黒豆は大豆の一種だということをご存知無い方も実は多いのではないかしら?とふと思いました。大豆は色んな種類があって、最もポピュラーなのは白大豆。豆腐に納豆に、節分の時の豆など、馴染みも深いと思います。

でも他にも、黒、緑、黒っぽい紫、緑+黒の2色、と色も色々あって、更に粒の大きさでも、黒千石のような極小から、今回蒔いた丹波黒のような大粒のものまであります。稲と同様に主要な穀物だったので日本各地でその地域独自のものが沢山生まれていったのでしょうね。ちなみに、枝豆は大豆の未熟果(つまり同じ植物)ということを知らない方も多いと聞きます。

話を動画の方に戻します。今回蒔いたのは、品種名『丹波黒 大粒大豆』です〔丹波の黒豆〕が有名で、品種としてはそれと同じものです。蒔き時は6月~7月上旬までとなっているので8月上旬は1ヶ月ほど遅いです。種袋の裏に書いてある情報って目安みたいなものなのでそこまで厳密に守らなくても大丈夫(逆に言えばそれの通りにやっても上手く行かない場合もある)なので絶対無理ではないですが、大粒の大豆は生育にも時間がかかるのでそこがネックです。

豆が大きくなる前に寒くなって葉が枯れてしまえば、粒が小さいまま熟します。それならまだ良いのですが、豆が出来る前に枯れてしまえばタネにすらできません。その点でもギリギリなタイミングです。

豆の種類によっては8月上旬までが種蒔き適期というのもあります。また、生育期間の長さによって短い物から、極早生、早生、中生、中晩生、晩生という分類分けがあります。読み方も独特でそのまま『ちゅうせい』『ばんせい』と読んだり『なかて』『おくて』と読む場合もあります。

『夏と言えばビールと枝豆』を叶えるためには3月頃から苗作りや種蒔きを始めないと6~7月の枝豆収穫には間に合わないのですが、3~4月の種蒔きでの大豆栽培は無農薬だと虫に食われやすくてちょっと難しくなります。そもそも気温が低いので発芽しにくかったり、発芽後も虫に食われやすく生育も遅く、初心者には案外難しかったりします。

それが、梅雨明け後の6月中旬~7月中旬に種蒔きをするとタネ蒔いた後は、草取りするだけでほぼ放置で元気に育ち、虫食いも少なくきれいに出来ました。

※虫食いの被害は、葉っぱをコガネムシ(マメコガネ)に、実はカメムシに吸われるのと、サヤの中の実をダイズサヤムシガという小さなイモムシに食われます。

梅雨明け後の種蒔きだと上記の虫食い被害が激減する代わりに、驚異となるのが近年の強力な台風です。サヤが膨らみ始める8月下旬~9月下旬に台風によって葉っぱが振られまくると、数日後から葉っぱが急に枯れ始めます。最初は理由がわからなかったのですが、おそらく激しく振られたことで葉っぱの葉脈が切れたり、細胞が傷んでしまったのだと思います。

葉っぱが枯れると光合成出来なくなるので、十分に豆が大きくならずに熟してしまいます。

ここが悩みどころ。虫除けの代わりに風除け対策が必要になります。

3.畝整備に使うクワの紹介とポイント
4.六つ子を使った浅耕
5.櫛形草削りを使った除草作業
6.三角ホーを使った種蒔き用溝切り

YouTube動画より抜粋

今回は、六つ子、櫛形草削り、三角ホー(全て相田合同工場製)の3つを使い分けましたが、草刈りがしてある場所なら動画の冒頭部分のように三角ホー1本でもできます。

ただ、畝の状態によっては農具を使い分けたり他の作業も必要になるので参考にしていただければと思います。

7.黒大豆の踏みつけ種蒔き

YouTube動画より抜粋

踏みつけ種蒔きの最大のメリットは、作業が楽で早いということです。

種蒔きごんべえなどの機械があればそっちの方が早くてしかも丁寧に出来ますがそういったものが無い場合は、手で蒔くことになり、通常ならしゃがんで蒔いて土を被せて抑えて移動して…を繰り返すので足腰が痛くなり、作業速度もあまり速くなりません。

それが踏みつけ種蒔きならタネを蒔くのは手、覆土、鎮圧は足と役割分担出来るので、移動しながら覆土と鎮圧ができるし、作業も早くなり、しかも立ったままなので足腰への負担も少なくすみます。

欠点と言えば、体重が掛るので土が濡れすぎている場合や、耕耘機で耕して軟らかくなりすぎた畝では土が固まりすぎてしまうので出来ない(向かない)ことと、慣れないとタネの蒔き方のバラツキが大きくなります。

それと、動画内でも話しているポイントですが、踏むのはつま先で行う方が力加減がしやすいです。あと靴底の形状が大事です。かかとが出っ張っている長靴だと、畝の表面がデコボコになるのでフラットなものを履いて行いましょう。

8.種蒔きから6日後、発芽の様子

YouTube動画より抜粋

今回は土も十分湿っていたので、種蒔き後の水やりは一切無しで経過を見ていました。その後も雨が降らなかったので、水やりした方がいいかな?と思った種蒔き後4日くらいで芽が出始めたのでそのまま観察していました。

水分、温度が適正なら今の時期は3~5日程度で発芽すると思います。それで発芽しない、あるいは芽が見当たらない場合は、水分が足りないか、鳥に食べられてしまった可能性を疑いましょう。

畝の表面が掘り返されているようなら鳥の仕業なので蒔き直しをする。畝の表面が無事だけど見るからに乾燥しているなら水やりをしてあげます。

それでもう数日様子を見てみるとよいと思います。

今回の内容説明、補足はこれで終わりです。

気になることやもう少し知りたい事などありましたらお気軽にブログでも動画にでもコメントください^^